image · pastoral × balanced (proxy)
この場所の、続きを。
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馬追原野を切り開いた人たちが掘った馬追運河が、いまも田んぼの脇に静かに水を張っているんですよね。きらら397の稲穂が揺れる西側の平地と、馬追丘陵のなだらかな起伏が東側に続く、その境目あたりに立つと、農業と歴史がそのまま地面の下に積み重なっているのを、なんとなく足の裏で感じるんです。
ながぬま温泉のナトリウム塩化物泉は源泉掛け流しで、日帰りでも宿泊でも使えるから、一週間ここで過ごしながら自炊と湯を繰り返す、というふだんの暮らしの延長みたいな滞在が、すんなりできるんです。NAGANUMA Blue Baseは養豚場をリノベーションしたカフェで、自家栽培野菜の料理と焚き火体験ができる、という組み合わせが、この土地の農業と暮らしの近さをそのまま形にしているようでいいなあ、と思います。
長官山の展望台からは石狩平野がひらけて見えて、標高は低くても、眺めの奥行きがずいぶんあるんです。札幌から車で一時間という距離感なのに、夕やけ市が五月から九月の毎月第四土曜日に立つような、地元の農産物と人が顔を合わせるリズムがちゃんと残っていて、訪日客にとっては北海道農村の日常の輪郭を、観光地ではない場所でそっと見られる、ちょっとふしぎでいいなあという場所なんです。