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粟国島

island10km

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沖縄県 / 粟国村 沖縄本島周辺
この場所の物語

粟の島と呼ばれていた頃の名残なのか、飢饉に備えて植えられたソテツが、いまも島のあちこちに残っているんです。沖縄本島から船で二時間ほどの粟国村は、面積も周囲もちいさく、西側が高く東に傾いだ地形の上に、昔ながらの町並みがそのまま続いています。観光地として磨き上げられていない、ふだんの暮らしの輪郭がはっきり見える島なんですよね。

塩工場では粟国の塩や島マースが作られていて、もちきびや黒糖、あぐにようかんといった素朴な食べものが、農業と漁業のリズムの上にのっています。週三往復の空港便と一日一往復のフェリー、それからコミュニティバス「アニー号」やデマンド型の「りかりか号」という移動の道具立ても、この島のサイズによく合っているなあと思うんです。少し長くいるなら、自炊の材料を島の中で揃えていく時間が、たぶんいちばんたのしい。

真鼻岬の白い凝灰岩の断崖や、流刑の僧侶の伝説が伝わる洞寺、村が天然記念物に指定したモンパノキの群落。観光地化されていない、というのはこういうことなのか、と歩きながらすこしずつわかってくる島です。遠くから来た人にとっては、ガイドブックの外側にある沖縄に出会えるばしょなのかもしれません。

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空港 1
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離島 1
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