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この場所の物語
細島という名前を初めて聞いたとき、地図のどこにあるのかしばらく探しました。広島の尾道ではなく、宮崎県日向市の東に突き出した半島の港町なんですね。江戸時代から東九州の交易を中継してきた古い湊で、いまも重要港湾として船が行き来している、すこし不思議な土地です。
旧摂津屋という、千七百年代に建てられた県内最古の木造住宅がそのまま残っていて、妙国寺庭園は国の名勝に指定されている。資料館で港の歴史をたどってから、細い道を歩いて寺をめぐる、そんなふだんの一日の過ごし方が、この町にはちゃんと用意されているんです。みなとオアシスほそしまのような交流拠点があるのも、暮らしの足場として心強い。
東に回り込むと日向灘がひらけて、馬ヶ背の岬やクルスの海といった景勝が待っている。海水浴のできる御鉾ヶ浦もあって、海と港と古い町並みが、ひとつの半島の上にちょうどよく収まっている。細島みなと祭りや秋季大祭のような行事が、いまも町の時間を区切っているのも、いいんですよね。
細島に泊まる
この場所の中身
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