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この場所の物語
カルデラの底からのぼる、ひんぎゃの白い蒸気。池之沢のあたりを歩くと、地面そのものがあたたかいんだなあと、ふしぎな実感がやってきます。外輪山にぐるりと囲まれた高台に、ほんのすこしの家々がならぶ景色は、写真で見るのとはやっぱり違って、風の音がずっと耳に残るんです。
黒崎海岸まで下りていくと、海のなかから湯が湧いているという話が、ほんとうなんだと体でわかる。砂浜のない、削られた崖ばかりの島で、湿った空気が肌に貼りつくのも、ここの暮らしのぐあいなのでしょう。青酎という焼酎が、この地熱と湿度のなかで仕込まれていることを思うと、島の時間がすこし違って見えてきます。
八丈島を経由して、船かヘリでしかたどり着けない二次離島。欠航のある暮らしは、予定を立てる人間のつごうを、やわらかく拒んでくるところがあって、それでも還住の歴史を知ったあとに眺める集落は、ふだんの「住む」という言葉の意味を、ちょっとだけ揺らしてくれるんですよね。
港のいま
映像は東京都港湾局が提供するものです。運航の可否を決定するものではありません。最新の情報は運航会社にご確認ください。
東京都港湾局提供
青ヶ島に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
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離島