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この場所の物語
フェリーが平戸港を離れて北へ四キロ、東西に細長く横たわる島影が見えてくる。度島という小さな島には、戦国の頃に渡ってきた宣教師の足跡と、いまの暮らしを支える浄土宗のお寺が、ふしぎなぐあいに重なって残っているんです。泊ヶ浦や飯盛の漁港から朝の船が出て、田んぼでは稲が育ち、コミュニティーバスが平日だけ島をのんびり走る。
盆ごうれいという旧暦の行事が、いまも生きているのがいいなあと思うんですよね。西海国立公園に含まれる海と、希少な生きものが息づく地形。観光地らしい賑わいはなくて、ただ島の時間がそのまま続いている。
ふだんの暮らしを少し離れて長く滞在したい人にも、拠点をいくつか持って行き来したい人にも、海の向こうから日本のキリシタンの記憶をたどってきた人にも、この島はそれぞれの読み方をそっと差し出してくれる気がします。フェリーの時間を確かめながら、しばらく通ってみたくなる、そういう手触りの場所なんです。
度島に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
- 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
- 平戸市大島村神浦
- 西海
- 泊ヶ浦
- 須草
- 飯盛
- 大島
- 度島
文化財
自然公園
漁港・港
離島