image · island × stay (proxy)
この場所の物語
檀山から湧き出る水が、棚田をうるおし、島の暮らしをずっと支えてきたんですよね。スダジイの古い林の下を歩いていると、平安の頃から続いた石の仕事や、「豊島千軒、石工千人」と呼ばれた時代の気配が、いまもどこかに残っているような気がします。家浦八幡神社の鳥居が豊島石でできているのを見ると、この島がほんとうに石と水の島だったんだなあ、と腑に落ちるんです。
唐櫃の清水のそばを抜けて、棚田を見渡しながら豊島美術館へ歩く時間は、ふだんの早足とはちがう歩幅になっていく。瀬戸内国際芸術祭で生まれた豊島横尾館や島キッチンが、ぽつぽつと集落のなかに点在していて、観光地というよりは、暮らしのなかにそっと置かれているという感じなんです。
ウミトタや檸檬ホテルのように、作品がそのまま宿になっている場所もあって、何日か泊まると、朝の海とミカンやレモンの畑、夕方の港のうごきが、すこしずつ自分のリズムに馴染んでくる。フェリーで家浦港・唐櫃港から高松にも宇野にも出られるので、仕事をしながら長く滞在するにもちょうどよくて、はじめての旅でも、棚田米や海苔、ママカリといった素朴な食卓が、この島の手触りをそのまま伝えてくれるんですよね。
豊島に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
- 瀬戸内海
- 豊島
自然公園
離島