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この場所の物語
長島大橋の200メートルの鉄骨を渡ると、半分が発電所、半分が山という、ふしぎなぐあいの島に入っていくんです。瀬戸内海の凪いだ水面に、煙突と斜面のミカン畑が並んで映っているのが、なんだか静かでいいんですよね。
マリンパークおおさきの桟橋から釣り糸を垂れている人がぽつりといて、潮の匂いと、近代の鉄の匂いが、ふだんの暮らしのなかで自然に混ざっている。古墳時代の塩を焼いた土器と、石炭ガス化複合発電の施設が、同じ島のうえに重なっているというのが、すこし不思議な手触りなんです。
人の声よりも風の音のほうがよく聞こえる、そういう小さな島で、町営のおと姫バスがゆっくり走っていく。ここに長く居てみたい人にも、何度か通ってみたい人にも、はじめて訪れる人にも、この静けさはたぶん同じ顔で迎えてくれるんだろうなあ、と思います。
長島に泊まる
この場所の中身
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