麺
沖縄県 石垣市
八重山そば
さちとあじ · FOOD & DRINK
細くて丸い麺に、細かく切った豚肉とかまぼこを載せる。汁は澄んで軽い。
この場所の物語
数ミリの差が、島ひとつぶんの違いになっていました。八重山のそばは、麺の断面が丸くて、細くて、縮れがありません。だから汁が絡みすぎず、麺そのものの味が立つんですよ。汁は豚骨に鰹を合わせたもので、澄んでいて、ほんのり甘い当たりです。具は甘辛く煮た豚ばら肉の細切りと、八重山のかまぼこと、島の葱になります。
紅生姜のほうは、いっさい載せません。卓には、ぴぱーちという島の胡椒が置いてあるんですよ。沖縄そばのほうは太めで縮れた麺が多くなります。だから2つを並べてみると、まったく別のものに見えるんですよ。丸い麺が広まったのは1972年ごろからだそうです。
そこから、これが八重山の印になったのだといいます。細いというだけのことが、島ひとつぶんの違いになっていました。県庁のある島から遠く離れた場所で、自分たちの椀に自分たちの名を付けています。そして、その違いを細かく言い分けているわけです。数ミリの差が、そこまで持ちこたえているんですよ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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