漬物・発酵
長野県 木曽町
すんき漬け
さちとあじ · FOOD & DRINK
赤かぶの葉を塩を使わずに漬ける。乳酸だけで酸くする。
この場所の物語
無かったから、できた漬けものなんですよね。この漬けものには、塩をひと粒も使わないんですよ。赤かぶの葉を細かく刻んで、それをさっと湯にくぐらせます。そこへ前の年に取っておいた種を混ぜて、置いておくんですよ。あとは乳酸菌だけで、ゆっくり酸くなっていきます。
最初だけ温めて、そのあとは冷たい所に置くんですよ。そうすると、ひと月ほどでちょうどよく漬かってきます。木曽は山が深くて、海からずいぶん遠い土地です。塩というのは、買って運ぶものでした。米は貸しても塩は貸すな、という言い方があったそうです。
だから、塩をいっさい使わない漬けものができました。手に入るものだけで、すっかり組み立てられているわけです。いつごろからあるかは、はっきりしていません。芭蕉の一門の句に出てきますし、150年ほど前の書き物にも残っています。種を継いでいくので、家ごとに味が違ってくるんですよ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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