魚介の料理
北海道 石狩市
ルイベ
さちとあじ · FOOD & DRINK
凍らせた鮭を凍ったまま薄く切る。溶けながら食べるので、口の中で味が変わる。
この場所の物語
理由がなくなっても、食べ方だけが残りました。凍ったまま切って、凍ったままの状態で口に入れます。最初のうちは石のように硬くて、ほとんど味がしてきません。溶けはじめると脂が出てきて、そこでようやく鮭の味になります。食べているあいだに、別のものへ変わっていくんですよ。
アイヌの人たちの食べ方だと言われています。名前は、溶けるという意味の言葉と、食べものという意味の言葉を合わせたものだそうです。冬に備えて鮭を雪のなかに埋め、凍らせて置いておきました。切って食べるというのも、そのころのままの形になります。つまり、保存のための工夫でもあったわけです。
身の中の虫は、凍らせてしまえば死にます。冷蔵庫の無い時代に、生で食べるための答えがこれでした。いまは、どの家にも冷凍庫が置いてあります。それでも、やっぱり凍ったまま出てくるんですよ。凍らせるという一手だけで、この食べ方はここまで来ました。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
※上記リンク経由のご予約はAURAの運営を支えます(料金は変わりません)
まわりを読む