魚介の料理
鹿児島県 出水市
きびなごの刺身
さちとあじ · FOOD & DRINK
小さな魚を手で開いて骨を外し、菊の花のように皿へ並べて酢味噌で食べる。
この場所の物語
この魚を捌くのに、包丁は使いません。頭を折って、腹から指を入れて身を開き、背骨を剥がすんですよ。手で開いていくので、身が潰れずにすむことになります。それを、菊の花の形に見立てて皿へ並べる。これを、菊花造りと呼ぶそうです。鹿児島県の出水をはじめ、県内の沿岸で食べられてきました。
鰊の仲間で、体長は10センチほど。体の横に、帯のような縞が入っています。県の南部の言葉で、帯のことをきび、小魚のことをなごと言うそうです。それで、きびなごという名前になります。名前が、模様のことしか言っていないんですよね。
醤油ではなく、甘めの味噌と辛子で作った酢味噌で食べるのが、この土地のやり方です。茗荷や葱、貝割れを身で包んで、酢味噌をつけるんですよ。甑島は名の通った産地で、全国の水揚げの2割を超えると言われます。旬は3月から5月にかけてで、春先は子を持ち、秋は脂がのって身が締まります。
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一日では、たぶん足りない。
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