鍋・汁
長崎県 島原市
具雑煮
さちとあじ · FOOD & DRINK
餅と鶏、蓮根、白菜など十数種を一つの鍋で煮る。湧水の流れる町で出される。
この場所の物語
一つの鍋に、十いくつも入っています。白菜と切り昆布は必ず入れて、あとは大根、椎茸、人参、里芋、春菊、銀杏、くわい、蒲鉾、鶏、高野豆腐といったところ。干した海鼠を入れる家もあるそうです。数は奇数にすると決まっていて、7種より少なくはしないんですよ。長崎県の島原に伝わってきた雑煮になります。
始まりは、島原の乱だったと伝わります。籠城のあいだ、餅を兵糧として蓄えさせ、山と海のものを集めて雑煮にした。そういう話が、いまも伝わっています。ただ、誰がそう命じたかまでは、いまとなっては確かめようがありません。
いま食べられている形にしたのは、島原の料理屋の初代でした。文化10年、乱の料理をもとに味つけを変えたのだと伝わります。籠城と献立のあいだには、200年近くあることになります。正月のものではなく、1年じゅう出てくるんですよ。集められるものを全部入れるという作り方には、そもそも季節が要らないんじゃないかなあ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
※上記リンク経由のご予約はAURAの運営を支えます(料金は変わりません)
まわりを読む