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この場所の物語
来島海峡の急な潮の音が、橋の下からずっと聞こえているんです。馬島は、しまなみ海道の二つの橋にちょうど挟まれた、小さな島で、江戸時代に拓かれてから馬の放牧や花卉栽培で暮らしを立ててきたところなんですよね。十数人の住人が、ふだんの暮らしを今も続けている。橋の上を車が走り抜けていく真下に、こういう生活の場がそっとあるというのが、すこしふしぎでいいなあと思うんです。
島の北の端には来島洲ノ埼灯台、南の端にはウヅ鼻灯台が立っていて、歩けばすぐに海の気配に行き当たります。民宿みはらしでは水軍料理が出るそうで、潮の早い海をそのまま味わうような時間になりそうですし、十月には馬島神社の例大祭もある。
今治駅からバスで十五分ほど、波止浜港からの定期航路もあって、本土とのつながりはちゃんと保たれているんです。橋で渡れる離島、というぐあいの島で、しばらく腰を下ろしても、何度も通っても、はじめて訪れても、それぞれに違う表情を見せてくれそうな気がします。
馬島に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
- 瀬戸内海
- 馬島
自然公園
離島