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この場所の物語
高速船で石垣島から十分ほど、海の上を渡るうちに、赤瓦と白砂の道がぽつんと現れるんですよね。竹富島という小さな島は、サンゴ礁が隆起してできた平らな低島で、ぐるりと歩いても周囲九キロほどしかないんです。それでも、テードゥンムニという古い言葉や、種子取祭やプイといったたくさんの祭礼が、ふだんの暮らしのなかで息づいているのが、ちょっとふしぎでいいなあと思います。
竹富民芸館では、八重山ミンサーやぐんぼうの織物がいまも織られていて、芭蕉布の手ざわりに触れられるのもうれしいところ。集落のまんなかにある赤山公園のなごみの塔にのぼると、赤瓦の屋根がずっと続いているのが見えて、ああこの景色をみんなで守ってきたんだなあ、と静かに思うんです。
数日宿に荷物を置いて、朝はコンドイ浜まで歩き、夕方には星砂のカイジ浜のあたりまでぶらぶらする、そんな過ごし方がよく似合う島です。星のや竹富島のような宿もあれば、集落の小さな民宿もあって、しばらく腰を下ろして暮らすように滞在するのにもいいぐあい。遠くから訪れる人にとっては、首里城園比屋武御嶽石門を手がけた西塘の生まれた土地でもあり、琉球の文化のいちばん深いところに、すっと触れられる場所なんじゃないかと思います。
竹富島に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
- 竹富町竹富島
- 旧与那国家住宅
- 西表石垣
- 竹富島
文化財
自然公園
離島