image · island × balanced (proxy)
この場所の物語
阿嘉港に船が着くと、車のエンジン音より先に、人の足音や鳥の声が耳に届くんですよね。乗り物のない島だから、暮らしの単位がそのまま徒歩のはばになっていて、北浜(ニシバマ)ビーチまでも自分の脚で歩いていく。縄文の貝塚から沖縄戦の休戦の記憶までが、この小さな島にぜんぶ畳まれているんだなあ、と思うとちょっとふしぎな気持ちになります。
タキバルやアマグスクの展望台にのぼると、阿嘉大橋でつながった慶留間島や外地島の輪郭が見えて、島が群れで生きているのがわかる。シロの像のそばを通りながら、映画になった犬の話を聞くような、そういう小さな物語の積み重なりが、ふだんの散歩のなかにそっと置かれているんです。
ケラマジカが暮らす森と、世界のあちこちから人がたどり着くビーチが、ひとつの島のなかにふつうに同居している。那覇から船で50分という距離は、近いといえば近いし、遠いといえば遠い。週末だけ来てもいいし、長く居てもいい。どんなふうに過ごしても、島のほうは静かにそこに在りつづける、そういうぐあいの土地なんですよね。
阿嘉島に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
- ケラマジカおよびその生息地
- 沖縄海岸
- 阿嘉島
文化財
自然公園
離島